表示速度(pagespeed)とは

ウェブサイトの表示速度とは、ユーザーがサイトにアクセスしたときに、画面に表示されるまでにかかる時間のことです。表示速度は、ユーザーの満足度や離脱率などに大きく影響します。

また、検索エンジンのランキングにも重要な要素です。この記事では、表示速度がSEOに与える影響と、ワードプレスで表示速度を改善する方法を紹介します。

SEO影響度導入し易さ重要度
★★★★☆★★☆☆☆★★★★☆
記載情報の責任者
カトさん@SEOのプロ
カトさん

カトさん@PV1億のSEOプロ

  • SEO専門家歴15年
  • 法人サイトSEO 200件以上
  • 個人サイトSEO 50件以上
  • 月間1億PVサイトSEO9年担当
  • SEOブログで月収400万円

某渋谷サイバー系SEO会社でSEOコンサル→某外資グローバル企業でSEOマネージャー→独立、現在はSEOコンサルと実店舗ビジネスで事業展開中

目次

表示速度がSEOに与える影響

この章では、表示速度がSEOに与える影響を解説します。

表示速度が低下するとどうなるか

表示速度が低下すると、ユーザーはサイトに興味を失ってしまいます。研究によると、表示速度が1秒遅くなると、コンバージョン率は7%減少し、ページビューは11%減少すると言われています。

また、表示速度が低いサイトは、検索エンジンからも評価されません。Googleは2010年から表示速度をランキング要素の一つとしています。つまり、表示速度が遅いサイトは、検索結果で上位に表示されにくくなります。

表示速度が向上するとどうなるか

Amazonの調査では、逆に表示速度が向上すると、表示速度が1秒高速化すると、売上が10%増加するとのことです。

また、表示速度が高いサイトは、検索エンジンからも好まれます。Googleは2018年からモバイル検索でも表示速度をランキング要素の一つとしています。つまり、表示速度が高いサイトは、検索結果で上位に表示されやすくなります。

表示速度を測定する方法

では、自分のサイトの表示速度はどうやって測定すればいいのでしょうか。実際にユーザーがどれくらい待っているかを知るためには、実際の環境でテストする必要があります。

しかし、それだけでは不十分です。様々なデバイスやブラウザや回線でテストすることは難しいからです。そこで便利なのが、オンラインで無料で利用できる表示速度測定ツールです。代表的なものとしては以下のようなものがあります。

  • Google PageSpeed Insights: Googleが提供するツールで、デスクトップ版とモバイル版の両方で表示速度を測定し、改善点を提示してくれます。
  • GTmetrix: 複数の指標で表示速度を分析し、詳細なレポートを提供してくれます。また、地域やデバイスやブラウザを変えてテストすることもできます。
  • Pingdom: 表示速度だけでなく、サイトのパフォーマンスや可用性もチェックしてくれます。また、グローバルな視点からテストすることもできます。

これらのツールを使って、自分のサイトの表示速度を測定してみましょう。そして、改善すべき点を見つけて、次の章で紹介する方法を試してみましょう。

表示速度の評価

前述の通り、Googleは表示速度をテストするツールとしてGoogle page speed insightsを提供しています。その評価の指標としてCWV(コアウェブバイタル)というものがあります。

CWVの点数をより良くすることで、サイト速度の改善度合いを測ることができます。

ワードプレスで表示速度を改善する方法 (簡単)

ワードプレスは、世界中で最も人気のあるCMS(コンテンツ管理システム)です。しかし、その反面、表示速度が遅くなりやすいという欠点もあります。ワードプレスは、多くの機能やカスタマイズができるように設計されていますが、それが逆に重くなる原因になります。

そこで、ワードプレスで表示速度を改善するためには、基本的な設定を見直すことが必要です。ここでは、簡単にできる設定を4つ紹介します。

キャッシュの有効化

キャッシュとは、一度読み込んだデータを一時的に保存しておくことで、次回から読み込み時間を短縮する仕組みです。キャッシュを有効化すると、サーバーへの負荷が減り、表示速度が向上します。ワードプレスでは、プラグインを使ってキャッシュを有効化することができます。おすすめのプラグインは以下の通りです。

  • W3 Total Cache: 高度な設定が可能なキャッシュプラグインです。ページキャッシュやブラウザキャッシュだけでなく、オブジェクトキャッシュやデータベースキャッシュなどもサポートしています。
  • WP Super Cache: シンプルで使いやすいキャッシュプラグインです。ページキャッシュやブラウザキャッシュを生成し、静的なHTMLファイルとして配信します。
  • LiteSpeed Cache: LiteSpeedサーバーを利用している場合に最適なキャッシュプラグインです。ページキャッシュやブラウザキャッシュのほか、画像の最適化やCDNの連携などもできます。
  • WP Rocket: キャッシュや画像の遅延読み込みなどの機能を提供するプラグインです。また、データベースやCDNなども管理できます。

これらのプラグインをインストールして有効化するだけで、キャッシュが作成されます。ただし、設定によっては表示速度が低下したり、サイトの動作が不安定になったりする場合もあります。そのため、設定を変更する前には必ずバックアップを取っておきましょう。

画像の最適化

画像はウェブサイトの見た目や印象に大きく影響します。しかし、画像はサイトの重さの主な原因でもあります。画像が大きすぎると、読み込み時間が長くなります。

そこで、画像の最適化という作業が必要です。画像の最適化とは、画質を落とさずにファイルサイズを小さくすることです。画像の最適化には以下のような方法があります。

  • Autoptimize: HTMLやCSSやJavaScriptなどのコードを最適化して圧縮するプラグインです。また、画像やフォントなども最適化してくれます。
  • EWWW Image Optimizer:WordPressで画像を圧縮して表示速度を高速化するプラグインです。

不要なプラグインの削除

ワードプレスでは、プラグインを使って様々な機能やデザインを追加することができます。しかし、プラグインはサイトの重さや脆弱性にも影響します。

プラグインが多すぎると、サーバーへの負荷が増えたり、コードが衝突したりする可能性があります。そこで、不要なプラグインは削除することが必要です。

高速なテーマのインストール

ワードプレスのテーマとは、サイトのデザインやレイアウトを決めるものです。テーマによっては、表示速度にも影響を与えます。テーマが重くて複雑なものだと、読み込み時間が長くなります。

そこで、表示速度を改善するためには、高速なテーマをインストールすることが必要です。高速なテーマとは以下のような特徴を持つものです。

  • シンプルで洗練されたデザイン
  • 不要な機能やスクリプトが少ない
  • SEOに最適化されている
  • レスポンシブでモバイルフレンドリー

これらの特徴を持つテーマは、ワードプレスの公式ディレクトリや有料のマーケットプレイスで探すことができます。おすすめのテーマはこちらです↓

ワードプレスで表示速度を改善する方法 (高度)

ワードプレスで表示速度を改善する方法は、基本的な設定やプラグインの導入だけではありません。もっと高度なテクニックもあります。高度なテクニックとは以下のようなものです。

CDNの利用

CDNとは、コンテンツ配信ネットワークのことで、世界中に分散されたサーバーからコンテンツを配信する仕組みです。CDNを利用すると、ユーザーに近いサーバーからコンテンツを配信できるため、表示速度が向上します。

また、サイトの安定性やセキュリティも向上します。CDNは有料のサービスが多いですが、無料で使えるものもあります。おすすめのCDNは以下の通りです。

  • Cloudflare: 世界最大のCDNサービスで、無料プランでも多くの機能を提供してくれます。また、DDoS攻撃やSSL証明書などのセキュリティ対策もしてくれます。
  • Jetpack: ワードプレス公式のプラグインで、CDNの機能を含む多機能なサービスです。画像や動画などのメディアファイルをCDNから配信してくれます。また、バックアップやセキュリティなどの機能もあります。
  • StackPath: 高性能なCDNサービスで、有料プランですが初月は無料で使えます。画像や動画だけでなく、HTMLやCSSやJavaScriptなどのコードもCDNから配信してくれます。また、ファイアウォールやSSL証明書などのセキュリティ対策もしてくれます。

Gzip圧縮の有効化

Gzip圧縮とは、サーバーとブラウザ間でやり取りするデータを圧縮することで、転送量を減らす方法です。Gzip圧縮を有効化すると、表示速度が向上します。

Gzip圧縮を有効化するには、サーバー側や.htaccessファイルなどで設定する必要があります。また、一部のキャッシュプラグインでもGzip圧縮を有効化できます。

JavaScriptやCSSの遅延読み込み

JavaScriptやCSSとは、ウェブサイトの動作や見た目に影響するコードです。しかし、これらのコードが多すぎると、表示速度が低下します。そこで、遅延読み込みという方法があります。遅延読み込みとは、必要になるまでコードを読み込まないことです。

遅延読み込みを行うと、表示速度が向上します。遅延読み込みを行うには、プラグインや手動で設定する必要があります。これらの方法を使って、表示速度を改善することができます。

まとめ

表示速度は、ユーザー体験や検索エンジンの評価に大きく影響する要素です。表示速度が遅いと、ユーザーはサイトに興味を失ってしまい、検索結果で上位に表示されにくくなります。表示速度が高いと、ユーザーはサイトに長く滞在しやすくなり、検索結果で上位に表示されやすくなります。

ワードプレスでは、簡単な設定やプラグインの導入で、表示速度を劇的に改善することができます。また、高度なテクニックもあります。ぜひ、この記事で紹介した方法を試してみてください。

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