GSC「ページのインデックス登録」の改善方法|Googleにインデックスされない原因と対策
GSC(Google Search Console=グーグル・サーチ・コンソール)は、あなたのサイトのインデックス登録状況や検索パフォーマンスを確認できる無料のツールです。
せっかく書いた記事でも、インデックス登録されていないページがあったり、エラーが発生したりしたら残念ですよね?
この記事では、Google Search Consoleの「ページのインデックス登録」の改善方法やり方を分かりやすく解説します。
GSC「ページのインデックス登録」とは
Google Search Consoleの「ページのインデックス登録」は、あなたのサイトのページがGoogleに認識されているかどうかを確認できるセクションです。
インデックス登録されたページは、Googleの検索結果に表示される可能性がありますが、逆を言えばインデックス登録されていないページは決して検索結果に表示されません。
この章では、GSCの「ページのインデックス登録」について説明します。
「ページのインデックス登録」の場所
サーチコンソールにログインしたら、左のカラムの「ページ」という箇所です。スマホの場合は、三本線のメニューを押してカラムを開いてください。
「ページのインデックス登録」で確認できる項目
このセクションで確認できる項目は以下の3つです。
- 未登録のページ数
- 登録済みのページ数
- ページがインデックスに登録されなかった理由
以下の画像の通り、「未登録」と「登録済み」は、棒グラフで表示されています。
「ページがインデックスに登録されなかった理由」は、さらに細かく理由ごとにページ数が確認できます。
「ページがインデックスに登録されなかった理由」に該当するページ一覧
「ページがインデックスに登録されなかった理由」の各項目をクリックすると、さらに個別の未登録ページが確認できます↓
では次の章からは、具体的にどのようにインデックス登録の改善を進めていくかを解説します。
「未登録」と「登録済み」ページの確認
「未登録(=インデックス登録されていないページ)」とは、Googleが検索結果に表示できないページのことです。
これは、あなたのサイトのアクセスや収益に大きな影響を与える可能性があります。
では、未登録ページの確認方法を見ていきましょう。
確認箇所
まずは「ページのインデックス登録」の上部分、棒グラフの箇所を確認します。
この内、「未登録」という数値が多い場合、より問題が大きいと考えてください。
「ページがインデックスに登録されなかった理由」の確認
次に、ページ下部の「ページがインデックスに登録されなかった理由」を確認します。
特に注目する箇所は、以下の画像の通り「理由」と「ページ」です。
ページがインデックスに登録されなかった理由一覧
- 代替ページ(適切な canonical タグあり)
- noindex タグによって除外されました
- ページにリダイレクトがあります
- リダイレクト エラー
- 見つかりませんでした(404)
- robots.txt によりブロックされました
- 検出 – インデックス未登録
- クロール済み – インデックス未登録
- 未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました
- サーバーエラー(5xx)
- 重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません
- 他の 4xx の問題が原因でブロックされました
- ソフト 404
- 重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました
- アクセス禁止(403)が原因でブロックされました
ではここからは、上記の各項目それぞれについて原因と対策を解説していきます。
インデックスされない理由「代替ページ(適切な canonical タグあり)」の対処法
基本的に、このインデックスエラーは無視して大丈夫です。
代替ページとは?
「代替ページ」とは、同じ内容のページが複数存在する場合に、主要なページを指定するためのタグを使用することを指します。このタグは「canonical タグ」とも呼ばれ、SEOの観点から非常に重要です。
canonical タグの正しい設定方法
canonical タグの設定は、ワードプレスのSEOプラグインを使用することで簡単に行うことができます。しかし、設定の際には、正確なURLを指定することが重要です。間違ったURLを指定すると、インデックスの問題が発生する可能性があります。
「代替ページ(適切な canonical タグあり)」の対処法
もしこの「代替ページ(適切な canonical タグあり)」が、表示されていた場合、以下の手順をご確認ください。
- Google Search Consoleで該当のページを確認する。
- 該当ページは本来インデックスされる必要無いものであるはずだが、その通りか念のため確認する。
- 問題無いようであれば、Google Search Consoleでページの再検査をリクエストする。
繰り返しになりますが、このエラーが表示されていても何ら問題は有りません。
インデックスされない理由「noindex タグによって除外されました」の対処法
Google Search Consoleでのインデックス除外の原因として、”noindex”タグが挙げられることがあります。この章では、その原因と対処法を詳しく解説します。
noindex タグとは?
“noindex”タグは、ウェブページが検索エンジンによってインデックスされないように指示するためのメタタグです。これは、特定のページを検索結果から除外したい場合に使用されます。
なぜnoindex タグが設定されるのか?
- 意図的な設定: サイトの管理者が、特定のページを検索エンジンの検索結果から除外したい場合。
- プラグインやテーマの影響: 一部のWordPressのプラグインやテーマが、自動的にnoindexタグを追加することがあります。
- 誤った設定: SEOの設定を行う際のミスや、他のツールの影響で、意図せずnoindexタグが設定されることがあります。
noindex タグの対処法
- タグの確認: ページのソースコードを開き、<meta name=”robots” content=”noindex”> というタグが存在するか確認します。
- WordPressの設定の確認: 「設定」→「読み込みの設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスするのを禁止する」のチェックを外します。
- SEOプラグインの設定確認: 使用しているSEOプラグインの設定を確認し、noindexの設定がないか確認します。
- 変更後の確認: 設定を変更した後、Google Search Consoleでページの再検査をリクエストします。
この対処法を行うことで、多くのインデックス問題が解決されるでしょう。
インデックスされない理由「ページにリダイレクトがあります」の対処法
リダイレクトはウェブページの移動や統合時に役立ちますが、誤った設定はインデックスの障害となることも。
リダイレクトとは?
リダイレクトは、一つのURLから別のURLへの自動的な転送を指します。これは、サイトの構造変更やコンテンツの移動時に、旧ページから新ページへユーザーや検索エンジンを導くために使用されます。
なぜリダイレクトがインデックスの障害となるのか?
- 連鎖的なリダイレクト: 複数のページが連続してリダイレクトされる場合、検索エンジンは追跡を停止し、インデックスから除外する可能性があります。
- 一時的なリダイレクト: 302や307などの一時的なリダイレクトは、検索エンジンにページが恒久的に移動したわけではないと伝えます。これが誤用されると、インデックスの問題が生じることがあります。
- リダイレクトループ: ページが無限にリダイレクトされるループ状態は、検索エンジンにインデックスされない原因となります。
リダイレクト問題の対処法
- リダイレクトの確認: リダイレクトの状態やタイプを確認するツールを使用して、ページのリダイレクトをチェックします。
- 恒久的なリダイレクトの使用: ページが恒久的に移動した場合は、301リダイレクトを使用してください。
- 連鎖的なリダイレクトの解消: 複数のリダイレクトが連鎖している場合、それを単一のリダイレクトに変更します。
- リダイレクトループの修正: ループ状態のリダイレクトを特定し、その原因を解消します。
これらの対処法を適切に行うことで、リダイレクトに関連するインデックスの問題を解決することができます。
インデックスされない理由「リダイレクト エラー」の対処法
リダイレクトエラーはインデックスの障害となることが多い。この章で、エラーの背景と解決策を解説します。
リダイレクトエラーとは?
リダイレクトエラーは、ページが正しくリダイレクトされない場合に発生します。これは、設定のミスやサーバーの問題、ページの削除など、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。
リダイレクトエラーの主な原因
- 連鎖的なリダイレクト: 一つのURLから別のURLへのリダイレクトが多段階にわたって行われる場合。
- リダイレクトループ: ページが無限にリダイレクトされる状態。
- 削除されたページ: リダイレクト先のページが存在しない場合。
リダイレクトエラーの対処法
- リダイレクトの確認: ページのリダイレクト状態を確認するツールを使用して、エラーの原因を特定します。
- 不要なリダイレクトの削除: 連鎖的なリダイレクトやループを引き起こしているリダイレクトを特定し、修正または削除します。
- リダイレクト先の確認: リダイレクト先のページが正しく存在しているか確認し、必要に応じて修正します。
これらの手順を踏むことで、リダイレクトエラーによるインデックスの問題を効果的に解決することができます。
インデックスされない理由「見つかりませんでした(404)」の対処法
404エラーはウェブサイト運営において一般的な問題です。この章では、その原因と解決策を詳しく解説します。
404エラーとは?
404エラーは、指定されたURLのページがサーバー上に存在しない場合に表示されるエラーコードです。これは、ページが削除された、URLが変更された、またはURLが間違っている場合などに発生します。
404エラーがインデックスに与える影響
Googleは、ユーザーに最も関連性の高い情報を提供することを目指しています。存在しないページへのリンクはユーザーエクスペリエンスを低下させるため、404エラーが多いサイトは検索ランキングに悪影響を及ぼす可能性があります。
404エラーの原因
- ページの削除: Googleのクロール後に記事を削除した場合、GoogleがそのURLにアクセスすることで404エラーが発生します。
- ページの移動: サイト内でページを移動した場合、過去のURLにアクセスがあると404エラーが発生します。
- 古い外部リンク: 自サイト内でURLの更新があったとしても、外部リンクは過去のURLにアクセスし続けるため404エラーが発生します。
404エラーの対処法
- Google Search Consoleの使用: Google Search Consoleには「カバレッジ」セクションがあり、404エラーが発生しているページのリストを確認することができます。
- リダイレクトの設定: 削除または移動されたページの古いURLを新しいURLにリダイレクトすることで、404エラーを解消します。
- 不要なリンクの削除: サイト内で削除されたページへのリンクが存在する場合、それらのリンクを削除または更新します。
これらの手順を適切に行うことで、404エラーによるインデックスの問題を効果的に解決することができます。
インデックスされない理由「robots.txt によりブロックされました」の対処法
robots.txtの設定ミスはページのインデックスを妨げる可能性があります。ここでその解決策を解説します。
robots.txtとは?
robots.txtは、ウェブサイトのルートディレクトリに配置されるテキストファイルで、検索エンジンのクローラーに対して、サイトのどの部分をクロールすべきか、またはすべきではないかを指示するものです。
robots.txtによるブロックの原因
- 全体のブロック:
User-agent: *
とDisallow: /
の組み合わせにより、全てのクローラーがサイト全体をクロールすることが禁止される場合。 - 特定のページのブロック:
Disallow: /example-page/
のように、特定のページやディレクトリがクローラーからブロックされる場合。 - 特定のクローラーへのブロック:
User-agent: Googlebot
といった指定により、特定のクローラーだけがブロックされる場合。
robots.txtのブロックの対処法
- robots.txtの確認: サイトの
https://yourdomain.com/robots.txt
にアクセスして、内容を確認します。 - 不要なブロックの削除: インデックスさせたいページやディレクトリが
Disallow
でブロックされている場合、その行を修正または削除します。 - 変更のテスト: Google Search Consoleの「robots.txtテスター」ツールを使用して、修正が正しく行われたかを確認します。
これらの手順を踏むことで、robots.txtによるインデックスの問題を効果的に解決することができます。
インデックスされない理由「検出 – インデックス未登録」の対処法
Googleがページを検出したが、インデックスに登録していない場合の対策を解説します。
検出 – インデックス未登録とは?
Googleのクローラーがウェブページを検出したものの、何らかの理由でそのページを検索結果に表示するインデックスに追加していない状態を指します。これは、ページに問題があると判断された場合や、ページが低品質とみなされた場合など、さまざまな理由で発生することがあります。
主な原因
- 低品質のコンテンツ: Googleはユーザーに価値のある情報を提供することを目指しているため、低品質と判断されるページはインデックスされにくくなります。
- ページの技術的な問題: ページのロード時間が遅い、モバイルフレンドリーでない、重複コンテンツが存在するなどの技術的な問題がある場合、インデックスされにくくなります。
- 外部からのリンクが少ない: 他のウェブサイトからのリンクが少ない、またはないページは、Googleにとって価値が低いと判断される可能性があります。
対処法
- 低品質のコンテンツの改善: コンテンツの質を向上させ、ユーザーに有益な情報を提供するようにページを再編成します。
- ページの技術的な問題の修正: ページの速度を向上させる、モバイル最適化を行う、重複コンテンツを削除またはcanonicalタグを使用して指定するなどの対策を行います。
- 外部からのリンクを獲得: 有益なコンテンツを作成し、他のウェブサイトやブロガーに紹介してもらうことで、外部からのリンクを増やします。
これらの対処法を適切に実施することで、「検出 – インデックス未登録」という状態を解消し、ページがGoogleのインデックスに追加される可能性を高めることができます。
インデックスされない理由「クロール済み – インデックス未登録」の対処法
Googleがページをクロールしたがインデックスに追加していない場合の対策を解説します。
「クロール済み – インデックス未登録」とは?
この状態は、Googleのクローラーがウェブページをクロール(読み取り)はしたものの、検索結果に表示するインデックスには追加していない状態を指します。これは、ページがGoogleの基準に適合していない、または他の技術的な問題が存在するために発生することが多いです。
主な原因
- ページの品質: Googleはユーザーに最も関連性の高い情報を提供することを目指しているため、低品質と判断されるページはインデックスされにくくなります。
- 技術的な問題: ページのロード時間が遅い、モバイルフレンドリーでない、重複コンテンツが存在するなどの技術的な問題がある場合、インデックスされにくくなります。
- 外部からのリンクが少ない: 他のウェブサイトからのリンクが少ない、またはないページは、Googleにとって価値が低いと判断される可能性があります。
対処法
- コンテンツの質を向上: ユーザーに有益な情報を提供するようにページの内容を充実させ、更新します。
- 技術的な問題の解消: ページの速度を向上させる、モバイル最適化を行う、重複コンテンツを削除またはcanonicalタグを使用して指定するなどの対策を行います。
- 外部リンクの獲得: 有益なコンテンツを作成し、他のウェブサイトやブロガーに紹介してもらうことで、外部からのリンクを増やします。
これらの対処法を適切に実施することで、「クロール済み – インデックス未登録」という状態を解消し、ページがGoogleのインデックスに追加される可能性を高めることができます。
インデックスされない理由「未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました」の対処法
401エラーがページのインデックス登録を阻害している場合の解決策を解説します。
未承認のリクエスト(401)とは?
401エラーは、ウェブページにアクセスするための適切な認証情報がない場合に表示されるHTTPステータスコードです。Googleのクローラーもこの認証情報がないとページをクロールできず、結果としてインデックスに追加されないことがあります。
主な原因
- 認証が必要なページ: サイトの一部または全体がパスワードで保護されている場合、Googleはそのページをクロールできません。
- .htaccessの設定: サーバーの設定ファイルである.htaccessに誤った設定があると、401エラーが発生することがあります。
- サーバーのセキュリティ設定: 特定のユーザーエージェントやIPアドレスからのアクセスをブロックする設定が原因で、Googleのクローラーがアクセスできない場合があります。
対処法
- 認証の解除: インデックスさせたいページが認証で保護されている場合、その保護を解除するか、Googleのクローラーのための専用のアクセス方法を提供します。
- .htaccessの確認: 誤った設定がないか確認し、必要に応じて修正します。
- サーバーのセキュリティ設定の見直し: Googleのクローラーがアクセスできるように、セキュリティ設定を調整します。
これらの対処法を適切に実施することで、「未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました」という状態を解消し、ページがGoogleのインデックスに追加される可能性を高めることができます。
インデックスされない理由「サーバーエラー(5xx)」の対処法
サーバーエラーがページのインデックスを阻害する理由と、その解決策を解説します。
5xxエラーとは?
5xxエラーは、サーバー側に問題が発生したことを示すHTTPステータスコードです。このエラーが発生すると、Googleのクローラーはページの内容を取得できず、インデックスに追加することができません。
主な原因
- サーバーの過負荷: 多くのアクセスが集中するなどして、サーバーが応答できなくなることがあります。
- サーバーの設定ミス: .htaccessの誤った設定や、サーバーのセキュリティ設定などが原因でエラーが発生することがあります。
- 外部リソースの問題: データベースの接続エラーや、外部APIの障害など、サーバー外部のリソースに問題がある場合も5xxエラーが発生します。
対処法
- サーバーのリソースを増強: アクセスが集中する時間帯や、アクセス数が増加している場合は、サーバーのリソースを増強することを検討します。
- 設定の見直し: サーバーの設定や.htaccessの内容を見直し、誤った設定がないか確認します。
- 外部リソースの監視: データベースや外部APIの状態を定期的に監視し、問題が発生した場合は迅速に対応します。
これらの対処法を適切に実施することで、「サーバーエラー(5xx)」が原因でのインデックス未登録の問題を解消し、ページがGoogleのインデックスに追加される可能性を高めることができます。
インデックスされない理由「重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません」の対処法
重複コンテンツがSEOに与える影響と、その解決策を詳しく解説します。
重複コンテンツとは?
重複コンテンツとは、同一の内容が異なるURLで公開されている状態を指します。これにより、検索エンジンはどのページをインデックスに追加すべきか判断できなくなり、結果としてどちらのページもランキングが低下する可能性があります。
なぜ重複が問題となるのか?
- 検索エンジンの混乱: 同じ内容のページが複数存在すると、検索エンジンはどのページを表示すべきか判断できません。
- リンクジュースの分散: 重複ページが存在すると、外部からのリンクが分散され、ページの権威が低下します。
- ユーザーエクスペリエンスの低下: 重複するページが存在すると、ユーザーは必要な情報を探すのに時間がかかる可能性があります。
重複コンテンツの対処法
- 正規タグの使用:
<link rel="canonical" href="正規のURL" />
を使用して、正規のページを指定します。これにより、検索エンジンに正しいページを伝えることができます。 - 301リダイレクトの設定: 重複しているページを正規のページにリダイレクトすることで、検索エンジンとユーザーに正しいページを示すことができます。
- サイトマップの見直し: サイトマップには正規のページのみを記載し、重複ページを除外します。
これらの対処法を適切に実施することで、重複コンテンツによるSEOへの悪影響を防ぐことができます。
インデックスされない理由「他の 4xx の問題が原因でブロックされました」の対処法
4xxエラーがSEOに与える影響と、その解決策を詳しく解説します。
4xxエラーとは?
4xxエラーは、クライアント側のエラーを示すHTTPステータスコードです。これは、リクエストが正しくない、またはページが存在しない場合に発生します。最も一般的な4xxエラーは、404「ページが見つかりません」ですが、他にも多くの4xxエラーコードが存在します。
なぜ4xxエラーがSEOに悪影響を及ぼすのか?
- ユーザーエクスペリエンスの低下: 4xxエラーが発生すると、ユーザーは求めている情報にアクセスできなくなります。
- クロールの無駄: 検索エンジンのクローラーは、存在しないページやアクセスできないページをクロールする時間を無駄にします。
- ランキングの低下: 高いエラーレートは、サイトの品質が低いと見なされ、検索結果のランキングに悪影響を及ぼす可能性があります。
4xxエラーの対処法
- エラーページのカスタマイズ: 404エラーページをカスタマイズして、ユーザーに有用な情報やサイト内の他のページへのリンクを提供します。
- リダイレクトの設定: 削除されたページやURLが変更されたページには、301リダイレクトを設定して、ユーザーとクローラーを正しいページに誘導します。
- 定期的なサイトの監査: サイトのエラーを定期的にチェックし、問題が発生した場合はすぐに対処します。
これらの対処法を適切に実施することで、4xxエラーによるSEOへの悪影響を防ぐことができます。
インデックスされない理由「ソフト 404」の対処法
ソフト404エラーとは何か、その原因と解決策を詳しく解説します。
ソフト404エラーとは?
ソフト404エラーは、ページが存在しない場合やコンテンツが不足している場合に、正常なページとして表示される現象を指します。
通常の404エラーとは異なり、サーバーは200 OKのHTTPステータスコードを返しますが、実際にはページが存在しないか、コンテンツが不足しているため、Googleはこれをソフト404として認識します。
WordPress内でページの移動を行なうと起こりやすい現象です。
なぜソフト404が発生するのか?
- 不完全なページ: ページの作成途中や、コンテンツが非常に少ないページが原因で発生することがあります。
- 削除されたページ: ページが削除されたが、適切な404ステータスコードが設定されていない場合。
- テクニカルな問題: サイトの設定ミスや、サーバーの問題など、技術的な要因によっても発生します。
ソフト404の対処法
- 適切なステータスコードの設定: 削除されたページや存在しないページには、適切な404ステータスコードを返すように設定します。
- リダイレクトの利用: 削除されたページが新しいURLに移動した場合、301リダイレクトを使用して正しいページに誘導します。
- コンテンツの充実: コンテンツが不足しているページは、関連する情報やコンテンツを追加して充実させます。
ソフト404エラーは、ユーザーエクスペリエンスの低下や検索エンジンのクロールの無駄につながるため、早急な対処が求められます。上記の方法を適切に実施することで、ソフト404エラーを解消し、サイトのSEOを向上させることができます。
インデックスされない理由「重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」の対処法
正規ページの選択に関するGoogleの判断と、それに対する最適な対処法を解説します。
正規ページとは?
正規ページとは、同じまたは非常に類似したコンテンツを持つ複数のページの中で、主要なページを指します。Googleはこれを認識し、検索結果に表示するページとして選択します。しかし、時折、ウェブマスターが意図したページと異なるページが正規ページとして選択されることがあります。
なぜこの問題が発生するのか?
- 不適切な正規タグ:
rel=canonical
タグが誤って設定されている場合、Googleは異なるページを正規ページとして認識する可能性があります。 - 似たようなコンテンツ: サイト内に非常に類似したコンテンツを持つ複数のページが存在する場合、Googleはそれらの中から1つを正規ページとして選択します。
- リダイレクトの問題: 301リダイレクトや302リダイレクトが不適切に設定されている場合も、この問題が発生する可能性があります。
- WordPress特有の問題: WordPress内で記事のカテゴリーを変更したり、親子ページの関係を変更した場合など、Wordpressは404エラーが発生しないよう自動的に内部リダイレクトを行ないますが、それがソフト404の原因になる場合があります。
対処法: 正規ページの問題を解決する
- 正規タグの確認:
rel=canonical
タグが正しく設定されているか確認し、必要に応じて修正します。 - 類似コンテンツの統合: 非常に類似したコンテンツを持つページが複数存在する場合、それらのコンテンツを1つのページに統合することを検討します。
- リダイレクトの見直し: 301や302のリダイレクトが正しく設定されているか確認し、必要に応じて修正または削除します。
正規ページの問題は、検索エンジンのクロールとインデックスの効率性に影響を与えるため、早急な対処が求められます。上記の方法を適切に実施することで、正規ページの問題を解消し、サイトのSEOを向上させることができます。
インデックスされない理由「アクセス禁止(403)が原因でブロックされました」の対処法
アクセス禁止エラーが発生する背景と、その解決策を明確に解説します。
403エラーとは?
403エラーは、サーバーがリクエストを理解したものの、そのリクエストの実行を拒否する場合に発生します。これは、ページやリソースへのアクセスが許可されていないことを示しています。
なぜ403エラーが発生するのか?
- 不適切なファイルの権限: サーバー上のファイルやディレクトリの権限が不適切に設定されている場合、403エラーが発生することがあります。
- .htaccessの設定: .htaccessファイルによるアクセス制限が原因で、特定のIPアドレスやユーザーエージェントからのアクセスがブロックされている場合があります。
- サーバーのセキュリティ設定: サーバーのセキュリティ設定が厳格すぎると、正当なアクセスであっても403エラーが発生することがあります。
対処法: 403エラーを解消する
- ファイルの権限を確認: サーバー上のファイルやディレクトリの権限を確認し、必要に応じて修正します。
- .htaccessの設定を見直し: .htaccessファイルのアクセス制限設定を確認し、不要な制限を削除または修正します。
- サーバーのセキュリティ設定を調整: サーバーのセキュリティ設定を緩和し、正当なアクセスがブロックされないようにします。
403エラーは、ユーザーや検索エンジンがサイトのコンテンツにアクセスできないため、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。上記の方法を適切に実施することで、403エラーを解消し、サイトのアクセス性とSEOを向上させることができます。
まとめ
Google Search Consoleの「ページのインデックス登録」は、サイトのSEOにとって重要な機能です。 この機能を使うことで、サイトのページがGoogleに正しく認識され、検索結果に表示される可能性が高まります。
このページでは、「ページのインデックス登録」の改善方法やり方について解説しました。
これらの知識を活用して、自分のサイトの「ページのインデックス登録」を最適化しましょう。